神奈川県小田原市で、季節の花をゆっくり楽しみたい。子どもと一緒に出かけられて、駐車場代もできれば抑えたい。そんな日におすすめなのが「小田原フラワーガーデン」です。
園内への入園は無料。約160品種360株のバラが植えられたバラ園をはじめ、梅園、花しょうぶ池、南国の植物に出会えるトロピカルドーム温室などがあります。春だけでなく秋にもバラを楽しめる、四季折々の魅力がある植物公園です。
2026年10月25日、秋のローズフェスタが始まったばかりの小田原フラワーガーデンを訪れました。バラ園を散策し、子どもと花を使ったアレンジメントを体験。園内限定のジェラートや温室も楽しんできました。
この記事では、実際に撮影した写真とともに、2026年の秋バラの様子、親子で楽しめた体験、入園料金、駐車場、アクセスまで詳しく紹介します。
小田原フラワーガーデンはどんな場所?
小田原フラワーガーデンは、小田原市久野にある植物公園です。1995年に開園し、広さ約4.2ヘクタールの園内には、花を鑑賞するエリアから芝生や水辺の散策エリアまで広がっています。
特に知られているのが、アルカディア広場周辺のバラ園と、約300品種500本の梅が植えられた「渓流の梅園」です。バラは春と秋、梅は冬から早春にかけて見頃を迎えます。
植物を見るだけでなく、園内を歩いたり、期間限定のイベントに参加したりできるのも特徴。季節を変えて訪れると、同じ場所でも違った景色に出会えます。
うれしいのは、屋外の園内に入るだけなら料金がかからないこと。普通車148台分の無料駐車場もあるため、家族で気軽に立ち寄りやすいスポットです。なお、トロピカルドーム温室への入館は別途料金が必要です。

2026年「秋のローズフェスタ」は10月24日〜11月23日
2026年の「秋のローズフェスタ」は、10月24日(土)から11月23日(月・祝)まで開催されています。秋のバラ園では約160品種360株のバラが楽しめ、期間中はバラにちなんだ体験イベントやコンサートなども予定されています。
秋バラの魅力は、花の色や香りをじっくり味わえること。気温が下がり、昼夜の寒暖差が大きくなる季節には、花がゆっくり育つことで色彩や香りが際立つと案内されています。
バラ園の例年の秋の見頃は10月下旬から11月下旬。ただし、実際の開花状況は天候や品種によって異なります。訪れる直前に公式サイトや公式SNSで最新の様子を確認するのがおすすめです。
10月25日の開花状況は?
訪問した10月25日は、フェスタ開始から2日目。バラ園では赤、ピンク、白、黄色など、さまざまな色の花が咲いていました。
一方で、すべての株が一斉に満開という状態ではなく、つぼみが多く残っている株や花数に差がある場所も見られました。遠くから眺める景色と、一輪ずつ近づいて鑑賞する楽しみ方の両方がある時期です。

近くで見ると、花びらの重なり方や色の移り変わりがよくわかります。撮影時には花びらに細かな水滴が残っているバラもあり、ピンクのグラデーションや淡い黄色がいっそう印象的でした。


バラ園にはアーチ状の構造物や曲線を描く小道もあり、花のアップだけでなく庭園全体を背景に写真を撮るのにも向いています。ただし、春のつるバラと秋バラでは開花の仕方や見える景色が異なるため、公式写真とまったく同じ景観になるとは限りません。

期間中にはバラの体験イベントも
2026年の秋のローズフェスタでは、ローズミスト作り、バスボム作り、スタッフによるバラ園ガイドツアーなどが案内されています。
例えば、11月1日・14日のローズミスト作りは参加費300円、11月3日・15日のローズバスボム作りは参加費300円。11月7日のバラ園ガイドツアーは無料です。11月8日には事前申込制のフラワーアレンジメント作りも予定されています。
定員がある当日受付イベントでは、開始前に整理券が配布され、希望者が多い場合は抽選となります。実施日や受付方法は企画ごとに異なるため、参加したいイベントがある場合は、事前に公式の開催案内を確認しておきましょう。
各イベントの詳しい日程や申込方法は、2026年秋のローズフェスタ公式案内で確認できます。
子連れで体験!園内の花でハロウィンアレンジメント作り
今回の訪問で、バラ園の散策とともに印象に残ったのが、子どもが参加した花のアレンジメント体験です。
2026年10月17日から31日まで、ハロウィンイベントの一環として「園内のお花でハロウィンアレンジメント作り」が案内されています。対象はトロピカルドーム温室に入館した中学生以下の子ども。園内の花を摘み、ハロウィンカラーのアレンジメントを作る期間限定の企画です。

実際の体験では、オレンジや黄色のマリーゴールドを選び、花を摘んでいく様子を見ることができました。花壇で咲いている花と向き合い、自分で選んだ花が形になっていく工程は、ただ花を見るだけの散策とはまた違う経験です。
完成したアレンジメントには明るい黄色とオレンジ色の花が集まり、秋らしい色合いに仕上がっていました。

完成した花のアレンジメント
この企画は常設の花摘みサービスではありません。対象年齢や実施期間、体験内容はイベントによって変わるため、別の日に同じ体験ができるとは限りません。花壇の花を自由に摘めるわけではないので、必ず園内の案内やスタッフの指示に従って参加してください。
2026年の実施条件はハロウィンイベント公式案内に掲載されています。
小さな子どもがはさみを使う際は、大人がそばで見守ると安心です。季節の花に触れるイベントがあるかどうかを調べてから訪れると、親子のお出かけの楽しみがさらに広がります。
カフェ「ハイビスカス」でローズピーチジェラートを味わう
散策の合間に立ち寄りたいのが、園内のテイクアウトカフェ「ハイビスカス」です。ジェラートやドリンク、軽食などを販売しており、季節限定のメニューが登場することもあります。
2026年秋のローズフェスタ期間中には、小田原フラワーガーデン限定の「ローズピーチジェラート」が販売されています。価格は税込450円。バラの香りと白桃の風味を組み合わせた、淡いピンク色のジェラートです。

実際に購入したジェラートは、花の観賞後の休憩にもぴったりな華やかな見た目。写真を撮るなら、花や園内の緑が背景に入る場所を探してみるのもおすすめです。

園内で購入したローズピーチジェラート
秋のローズフェスタ期間中のカフェ営業時間は、公式案内では10時から15時30分まで。食事の提供は10時30分から15時までです。荒天時を除き期間中は無休とされていますが、通常期とは営業時間が異なる場合があるため、訪問日に確認しましょう。
トロピカルドーム温室は雨の日にも楽しみやすい
バラ園に加えて訪れたいのが「トロピカルドーム温室」です。直径約40メートル、高さ約22メートルの温室には、約300種の熱帯・亜熱帯の花木や果樹が植えられています。
この温室は、小田原市環境事業センターの余熱を利用しているのも特徴。屋外の季節の花とは違い、温室では南国の植物を通年で楽しめます。

訪問時にも、鮮やかな色の花や独特の姿をした植物を見ることができました。赤い花、紫色のランの仲間、葉や花の形が特徴的な植物など、見た目の違いを探しながら歩くのも面白いところです。

トロピカルドームの入館料は大人200円、小・中学生100円。未就学児は無料で、65歳以上の方などにも所定の免除制度があります。入館は16時30分までなので、屋外をゆっくり散策する場合は時間配分に注意しましょう。
屋外で急に雨が降ってきたときにも立ち寄りやすい施設ですが、温室内の通路や植物の展示環境に配慮し、走らずに鑑賞しましょう。
バラ以外の見どころも充実!池や梅園を散策
小田原フラワーガーデンは、バラ園だけで終わらせるのがもったいない公園です。
園内を歩くと、池や小川のような水辺、ゆるやかな園路、季節の植物が植えられたエリアが続きます。10月25日の訪問では、水面に浮かぶ葉や泳ぐコイの姿も見られました。
小田原フラワーガーデンの池と水辺の植物

春の終わりには花しょうぶやスイレンが池の周囲を彩り、冬から早春には「渓流の梅園」で梅を楽しめます。梅園には約300品種500本の梅が植えられ、見頃はおおむね1月中旬から3月中旬です。
春のバラは5月中旬から6月上旬、秋のバラは10月下旬から11月下旬が例年の見頃とされています。夏にはアルカディア広場の「おどる噴水」が稼働する時期もあり、訪問する季節に合わせて楽しみ方が変わります。
隣接する「県立おだわら諏訪の原公園」も候補に
小田原フラワーガーデンの隣には、県立おだわら諏訪の原公園があります。両公園は連絡通路でつながっており、諏訪の原公園には長さ169メートルのローラーすべり台や展望広場などがあります。
花の観賞を中心にゆっくり過ごす日にも、子どもが体を動かす時間を組み合わせたい日にも、周辺の公園を含めて予定を立てられます。ただし、公園同士は広さがあるので、子どもの年齢や体力に合わせて無理のないコースにしましょう。
子連れで訪れるときに知っておきたいこと
小田原フラワーガーデンは、入園と駐車場が無料という点で、家族のお出かけ先として選びやすい場所です。花や植物を眺めるだけなら大きな出費は必要なく、温室や期間限定の体験に参加するかどうかを、その日の予定に合わせて決められます。
一方で、子どもの興味が花の鑑賞だけでは続かない場合もあります。花を見たあとは池を探したり、温室で珍しい植物を観察したり、カフェで休憩したりと、目的を少しずつ変えながら回ると過ごしやすくなります。
小田原市の案内によると、おむつ交換に使える設備は管理棟や梅林内のトイレなどにあります。ベビーカーでの移動を考えている場合は、園内の舗装された通路を中心に回るとよいでしょう。雨のあとは足元が濡れている場所もあるため、歩きやすい靴がおすすめです。
また、屋外エリアでは犬を連れて入園できますが、管理棟やトロピカルドームなどの建物内には入れません。ペット連れの方は、公式の利用ルールを確認してから訪れてください。
入園料・営業時間・休園日・駐車場
初めて訪れる方のために、基本情報をまとめました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 施設名 | 小田原フラワーガーデン |
| 住所 | 神奈川県小田原市久野3798-5 |
| 園内入園料 | 無料 |
| 開園時間 | 9:00〜17:00 |
| 休園日 | 月曜日(祝日・休日の場合は翌日)、年末年始 |
| 駐車場 | 無料/普通車148台、障がい者用6台 |
| トロピカルドーム | 大人200円、小・中学生100円、未就学児無料 |
| ドーム最終入館 | 16:30 |
| 電話番号 | 0465-34-2814 |
バラや梅の開花時期は駐車場が混雑することがあります。土日祝日やイベント開催日に車で訪れるなら、時間に余裕を持って向かいましょう。なお、料金や開園日、施設の運用は変更される場合があります。
小田原フラワーガーデンへのアクセス
車で行く場合
小田原厚木道路の「小田原東インターチェンジ」からは、公式案内で約15分。東名高速道路「大井松田インターチェンジ」からは約25分が目安です。道路状況により所要時間は変わります。
目的地に設定する住所は「神奈川県小田原市久野3798-5」。フラワーガーデンと隣接する諏訪の原公園は別の公園なので、駐車場の入口を間違えないように確認しておくと安心です。
電車・バスで行く場合
伊豆箱根鉄道大雄山線「飯田岡駅」から徒歩約20分。ただし、約1.6キロメートルの上り坂が続くため、小さな子ども連れの場合は負担を感じる可能性があります。
バスなら、小田原駅東口2番乗り場から伊豆箱根バス「フラワーガーデン・県立諏訪の原公園」行きに乗車し、「フラワーガーデン」で下車します。所要時間は約30分。公式案内の大人片道運賃は510円です。
同じ乗り場から出る便でも、「北」「船」と表示されたバスはフラワーガーデンまで行かないと案内されています。乗車前に行き先と時刻表を確認しましょう。
よくある質問
Q. 小田原フラワーガーデンの入園料はいくらですか?
屋外を含む園内への入園は無料です。トロピカルドーム温室は大人200円、小・中学生100円ですが、未就学児は無料です。イベントによっては別途参加費がかかります。
Q. 秋バラはいつが見頃ですか?
例年は10月下旬から11月下旬です。2026年の秋のローズフェスタは10月24日から11月23日まで開催されます。開花状況は品種や天候によって変わるため、最新情報を確認してから出かけましょう。
Q. 駐車場は無料ですか?
はい。普通車148台と障がい者用6台の無料駐車場があります。ただし、花の見頃やイベント開催日には混雑する場合があります。
Q. 子どもが参加できる花摘み体験はいつでもありますか?
いいえ。今回紹介した花のアレンジメント体験は2026年10月のハロウィン期間限定企画です。常時花を摘めるわけではありません。最新のイベント予定を公式サイトで確認してください。
Q. 雨の日でも楽しめますか?
トロピカルドーム温室は屋内で植物を鑑賞できます。ただし、バラ園や梅園などの屋外エリアは天候の影響を受けます。雨が強い日は無理をせず、温室を中心に楽しむのも一つの方法です。
まとめ|秋の花と親子の体験を一緒に楽しめる小田原の植物公園
小田原フラワーガーデンは、入園も駐車場も無料で、四季折々の花に出会える公園です。2026年10月25日の訪問では、色とりどりの秋バラを眺めながら、子どもと花のアレンジメントを体験し、ジェラートや温室も楽しめました。
満開の花を一度に見るだけではなく、咲き始めのバラを一輪ずつ見つけたり、池の生き物を眺めたり、季節の体験イベントに参加したりできるのが、この公園の魅力です。
秋のローズフェスタを目当てに訪れるなら、2026年は11月23日まで。開催期間や各イベントの受付条件を確認し、ぜひその時期ならではの景色を楽しんでみてください。
最新の開花状況、イベント日程、施設案内は、小田原フラワーガーデン公式サイトで確認できます。
秋のお出かけスポットを探している方は、南足柄市の大雄山最乗寺 紅葉ライトアップ2026もチェックしてみてください。